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2021.7.11 INFORMATION

「Re:ステージ!ワンマンLIVE!!~Chain of Dream~」2日目ダイジェスト映像公開!

 

 

【オフィシャルレポート】

Re:ステージ! ワンマンLIVE!!Chain of Dream~〈振替公演〉』418日公演の先陣を切るのはテトラルキアだ! 坂東美久龍役 山田奈都美、西館ハク役 佐藤実季、南風野朱莉役 高柳知葉、城北玄刃役 西田望見がステージに登場すると、いきなり新曲「Pins&Needles」をぶちかます。ライブでは珍しく午前中からの開演ということで、いきなり山田が「お前ら寝ぼけてんじゃねーだろうな! 起きろ!」と叫ぶと、会場も全力でその言葉に応じる。声は出せないものの、準備は万端であることは伝わってきた。ヘヴィなギターロックサウンドに乗せて前向きなメッセージを放ち続ける。〈今日も明日も来年も 今のわたしがNo.1〉もテトラルキアらしいワードで、こんな状況で暗くなっている世の中に〈We can do it!〉と気合いを注入してくれる感じがした。勢いを止めることなく「Stay Together」でも観客を煽りまくり、会場も声にならない歌を歌っていた。

 テトラルキアのリーダー〇〇だ!と自分の名前を4人で言うというお約束の挨拶を終えたあとのMCで、「テンションが上がって叫べ!って言っちゃっても、絶対に叫ばないでくださいね」と言っていたのも面白かった。

 いつ聴いても最高にアツい「カナリア」では、〈心の声で叫べ〉というフレーズに、会場の誰もが共感したはずだ。続いて「Fearless Girl」と、テトラルキアの持てるパワーを存分に見せつけたあとは、各ソロ曲のステージへ。トップバッターは、山田の「Flavor Youth」。「ソロ曲をフルで歌うのは初めてで緊張している」と言いながら、歌が始まったら、そんなことを微塵も感じさせない力強いパフォーマンスで圧倒すると、バトンを受け取った高柳が「T.A.I.YOU」を軽快に、そして優しく寄り添うキュートな歌声で届ける。佐藤はダークなサウンドの「One Step Ahead」を心を込めて熱唱し、最後は西田がストリングスが印象的な「Invisible Diamond」を、観客を煽りまくりながら歌う。4人の個性が炸裂したソロ曲コーナーに続いては、スペシャルゲストのドラマー・ショボンさんによるパフォーマンス。ここで生のビートを体感できたことで、体中に熱いものがこみ上げてくるのを感じた。

 まったく休むことなく突っ走るテトラルキアのライブ。衣装チェンジし、レザージャケットをまとった4人。自己主張が激しいメンバーだがまとまったときのパワーは強烈だと、「Heroic Spark」「Ambitious Pieces」で思い知った。

 オチサビのダンスをレクチャーして会場の一体感を高めた「境界線」は、メンバーも語っていたが、今聴くと沁みる歌詞にジーンと来てしまう。本編ラストは「Shine on Me!!」。4人の歌声を重ね、思いを届けていく。〈見た事もない景色を探しに行くんだ〉のところでウェーブをしたのも最高にハッピーな瞬間だった。

 アンコールは「Seventeen Feels」から。一人ずつ歌いながら登場し、声をつないでいったのだが、それぞれの想いを込めた歌唱は感動的だったし、サビのエモさに涙する。「テトラルキアのライブはみんなの盛り上がりがあって完成すると思っていたけど、声が出せなくてもいろんな動きで感情をぶつけてくれたから、楽しくライブをすることができました!」と山田が想いを伝えると、最後はステージを自由に動き回りながら、再び「カナリア」を届ける。ライブ全編通してテンション最高潮のまま駆け抜ける激アツのステージだった。

 ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロの弦楽三重奏による重厚な生演奏から始まり、いきなりトロワアンジュの世界観が会場を包み込む。そしてステージに登場した白鳥天葉役 日岡なつみ、帆風奏役 阿部里果、緋村那岐咲役 長妻樹里が「Dears…」を奏でる。ひとりひとりが確かな歌唱力で歌を歌い継いでいき、声を重ねてハーモニーを作る。続く「月影のトロイメライ」では3人のダンスと歌で魅了すると、会場からは大きな拍手が送られる。

 「ごきげんよう」と挨拶をしたあとのMCで、テトラルキアのライブで疲れている人は、最悪寝てしまっても、ヒーリングミュージックになっていればいいからと、優雅に話しているところはトロワアンジュらしいが、それは眠ってなどいられないステージを見せる自信があるから。「Silent Dystopia」「Sinfonia」での力強くも美しいステージは、会場のすべての人を魅了するのに十分だった。

 3人が一旦ステージを降りると、始まったのは再び弦楽三重奏による生演奏。トロワアンジュの曲をつないでいくような構成だったが、やはり生での迫力は素晴らしく、得も言われぬ感動が押し寄せてきた。

 衣装チェンジをし、黒トロワから白トロワになって始まったソロ曲コーナー。日岡が恋の始まりを歌った「優しい風」を、穏やかな心のこもった表情と歌声で響かせてくれる。長妻は、恋をしているときのウキウキした気持ちを歌った「Skip」を、軽やかな歌声とステップ、そして笑顔で表現してくれた。終わってしまった恋を前向きな気持ちで歌った「Twin Moon」は、阿部の美しい歌声で何ともいえない切なさを感じさせてくれたのが素晴らしかった。3人の歌声の魅力にひたすら酔いしれる時間だったが、ユニット曲にはあまりない、等身大の女の子の気持ちを歌った3曲は、トロワアンジュをとても身近に感じさせてくれる。

 3人によるダンスがキュートな「エンゼルランプ」では、会場中が振りを合わせてひとつになり、3人のハモリとコーラスが美しい「Lumiere」では、これぞトロワアンジュ!というステージを見せつける。そしてラスト2曲は「Cresc.Heart」「STORIA」というアッパーなナンバーで会場を一気に盛り上げ、本編を終える。

 大きな拍手に応えてのアンコール1曲目は、新曲の「Tomorrow Melodies」から。これまで3人で積み重ねてきた経験があるからこそ歌えるような難易度の高い曲だが、それを美しくも優雅に表現している3人がとても頼もしい。歌詞も心に染み込んできたし、曲の途中ではステージに羽根が舞い、より神秘的なパフォーマンスとなった。

 歌い終わったあと、羽根で掬って遊ぶ3人も天使っぽくてかわいらしかったが、最後のMCでは一様にみんなに「会いたかった」ことを伝えていく。「ずっとライブをしたいと思っていたので開催できてうれしいです。改めてライブが好きだなと思いました。トロワは歌も難しく、上手くやらなきゃという思いが強かったんですけど、ふたりとステージに立てていることが幸せだし、今までで一番楽しんでできたライブになりました」と日岡が伝えると、会場もペンライトを振って応える。

 最後は再びみんなでひとつになれる曲「エンゼルランプ」! 3人の絆を確かめるように、そしてファンのみんなとの絆を確かめるように、一緒に手を左右に振りながら歌い切り、最後は「また必ず会いましょう!」と力強く約束をし、3人で手をつなぎながらステージを後にする。マイペースに天使の歌声を響かせながらも、どこか親近感がある彼女たちらしい素敵なライブだった。

 『Re:ステージ! ワンマンLIVE!!Chain of Dream~〈振替公演〉』の最後に登場したのは王者のステラマリス。式宮碧音役 高橋ミナミ、一条瑠夏役 諏訪彩花、岬珊瑚役 田中あいみが登場すると、オープニングでいきなり新曲の「Bridge to dream」を披露。ステラマリスの生き様を歌ったような歌で、〈強気な君が愛しい クールな君も愛しい すべてを魅了する君も愛しい〉とメンバーがメンバーへのリスペクトを伝えていくという歌いわけが、最高にエモい。そして「恋はフュージョン」であっという間に会場をひとつにする。

 「引き継いできた夢と想いをつないでラストの公演を届けたい」と田中が伝えると、(声優の先輩である)高橋と諏訪がいつも良いことを言って場を引き締めてくれるなぁと感心してみせる……。こういう面白いやり取りがあるのもステラマリスの魅力的なところだ。

 だが、ライブになると一瞬でスイッチが入り、王者らしいライブを見せてくれる。たたずまいから余裕すら感じる高橋の美しくも圧倒的な歌声と、クールな力強さで引っ張っていく諏訪、そしてかわいい歌声でアクセントを加える田中と、3人の歌声がガチっとハマった「Stage of Star」と「Secret Dream」を披露。後者は久しぶりの歌唱だったそうだが、3人がこのライブを本当に楽しんでいることが伝わってきた。

 ソロ曲コーナーは、諏訪が「惑わしラプソディ」で、オトナっぽい歌声と色っぽいパフォーマンスを見せつけると、田中が、キュートな歌声で、ストレートに心に突き刺さる「Glory Star」を披露。最後は高橋が、ステラマリスのリーダーであることを証明するかのようなパフォーマンスで「Desert Black Flower」を歌い上げ、会場を盛り上げていた。

 ダンサーによるフラッグパフォーマンス(カラーガード)のあと、衣装チェンジして登場したステラマリス。ライブ終盤、ロックチューン「Brilliant Wings」「InFiction」で、カッコいいとしか言いようのないパフォーマンスを見せつけると、MCではステラマリスとしてのワンマンは初で、こんなに曲が続くことは、これまでなかったという話をする。確かに今回の5公演はユニットの特徴が色濃く出ていて、どれもかなり新鮮だった。その中でステラマリスは、全曲が隙のない、王者の貫禄があるパフォーマンスといったところだろうか。そして、力が尽きるまで盛り上がれ!とばかりに、さらに強力な楽曲を投下していく。王者感が漂う「Like the Sun, Like the Moon」は凄まじかったし、本編ラストの「Realize」の熱唱も最高だった。会場や配信で見ているファンを最後の最後までアツくさせて立ち去る姿もカッコいい!

 アンコールは、ひとりずつ登場しボーカルをつないでいく「Time and Space」からスタート。この曲をクールにアツく歌い上げると、最後は、久々のライブがとても楽しかったことを伝えていく。「2日間でやったからこそ、よりつないだ感があって、最後のライブだからしっかり締めくくらなくては……という気持ちはあったんですけど、みんなの顔を見たら、みんなで楽しいライブを作り上げていきたい気持ちが勝ってしまいました」と高橋が素直に語る。「この先の景色も歩いていけるように、Re:ステージ!の応援、そしてステラマリスの応援をよろしくお願いします」と伝え、ラストはもう一度新曲の「Bridge to dream」を届ける。夢と想いをつないできたこの5公演。最後は、諦めずに夢を追って輝いている人への応援歌にも聴こえるこの曲で、夢への架け橋をつなぐ……。未来への希望が感じられる、とても胸がアツくなるフィナーレだった。

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